伊藤邦明先生との出会い
■建築家:伊藤 邦明 先生談
■伊藤邦明都市建築研究所
この建物は5年程の年月を掛けて1996年、一応完成し、建築としては日本で最初のブルネル賞(Brunel Awards 1996 Commendation)を受賞した他、福島県建築文化賞正賞、通産省グッドデザイン賞などを受賞している。発端は、当時の塙町教育長、平野久仁雄先生が当時の青山の事務所に単身訪ねて来られてからである。図書館をまず駅前に作りたい。次に、駅と合築、更に展示館を増築、その先に公園を伸ばし、コニュニティセンターを構成したいというのであった。勿論、予算の都合でどこで終わるか分からない。だが、我々は粘りつよくこの仕事に食らいついていった。どこでこの仕事が終わっても良い様に、列車の連結に倣って、ユニットを継ぎ足して行ったのである。
建築概要
延べ面積:1,226.09㎡
設計・監理:伊藤邦明都市建築研究所
施工:藤田建設 集成材施工:藤樹産業
構造設計:青木茂、櫛田利美
設備設計:M設備設計:八代弘
家具:菊池木工所 伊藤邦明都市建築研究所のホームページより引用
塙駅について
“磐城塙(いわきはなわ)という駅が、水戸(茨城県)と郡山(福島県)の一つ手前の安積永盛を結ぶJR水郡線というローカル線にある。
円錐状の屋根がいくつも並んだユニークなスタイルの駅舎。内部には図書館やギャラリーも併設されているという変わり種の駅だ。
“円錐状の屋根の駅舎は、国際的なデザイン賞であるブルネル賞を受賞しているが、近隣の山々の樹木をイメージしたものだ。
駅舎内には、塙町コミュニティプラザが併設され、その一環として町立図書館、富永一朗氏の原画を展示した「はなわ漫画廊」、物産品展示コーナなどがある。
建物全面は国内では見られない、威圧感のあるアプローチです
最後に私らに教えて頂いた事
地方の福島では中々感じる事が出来ないスケール感があります。
一度塙町でご覧になってください。